これが人の成長を描くうえで、一番劇的だと思う。
人は成長する。
それが映画だ。
最初と最後では、一皮むけている。
成長というとすごい成長をしなければならない気がするが、
一皮むけるとか、一歩成長した、
とか考えると、出来そうな気がする。
で、中でもドラマチックに成長や変化を描けるのが最高だろう。
そのポイントとして考えられるのが、
弱点だと思っていたものが、
実は長所の裏返しであったのだ、
が一番ドラマチックになるのではないか、
ということだ。
具体例はちょっとでてこないが、
「ずっと自分で嫌だったこと」が、
「実は考え方を変えれば、
最高の長所になるのであった」になるのが、
一番いいと思う。
「ベストキッド」の中で、
ペンキ塗りのバイトをただやらされていたと思ったら、
実は受け技の練習になっていたのだ、
なんてのはみんな大好きでしょ。
そういう感じの反転がいいと思う。
たとえば、
弱点=高所恐怖症だったのが、
実は○○ではもっとも生きる長所だったのだ、
の○○を考え付けば、
それだけで面白い話が書けそうだもの。
それは、思いつくしかないのだよ。
ずっとコンプレックスを抱いていていい。
ずっとそのことで不利益を被っていてもいい。
しかしあることをきっかけに、
それが役に立つ場面が来る。
そういうの、みんな大好きだと思うよ。
それは、みんなそうだからだね。
「つらいことに意味があったんだ」って思いたいわけ。
うまくこの劣等感を刺激できる人は、
詐欺師に向いているかもしれない。
僕はあんまり上手じゃないので、
ぱぱっと具体例は出てこない。
だけど、
この原則を使って、
弱点と長所と、それを生かす場面の、
3点セットはどういうものがいいか、
考えるべきだろうね。
そして、その弱点やコンプレックスを示す場面を、
伏線というか設定として、
登場場面でやるのがベストだろう。
貴種流離譚もそうだけど、
ずっとマイナスの○○だと思っていたのが、
実は真逆だったのだ
(乞食や庶民だと思っていたが、
実は王族の血を引いていたのだ)、
となるとスッキリする。
それは、コンプレックスをみんな抱えているからだと思う。
そういうわけで、
弱点、反転する長所、
どういう文脈でそうなるのか、
を3点セットで思いつこう。
いいやつが出来たら、
そこはその物語の最高のリバーサルになる。
2026年04月24日
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