オリジナル脚本って、ぶっちゃけどれくらいあるの?
原作もの(小説、マンガ、アニメ、絵本、実話、音楽、過去や他国の映画など)、
シリーズもの、
ドラマからの映画、
そしてアニメを除いた、
邦画の、実写かつオリジナル脚本って、
現実問題どれくらいの割合なのだろう?
調べてみたら絶望的だったので、
みんな共有しよう。
前提として、
「興行成績1億円以上」とする。
どんなに安い映画でも製作費3000万円は欲しい。
(ちなみにドラマ風魔は25分で1000万円です)
1000万だと無理をしないと撮れないので、
継続的ビジネスにはならない。
リクープラインは製作費の3倍としよう。
宣伝費などを含めるとそれくらいだ。
なので1億以上というのは、
娯楽映画として妥当なラインだ。
(無数の爆死映画があるかもだが、
それは気にしないとする)
年間邦画が何本あるかわからない。
アニメも含んだとして、
200〜300くらいだと思う。
そのうち何%が、
ここの脚本論で論じている対象の、
「実写オリジナル脚本」だろう?
ここ10年の統計をさらす。
なお集計は以下のサイトから、
原作ありかどうかをwikiを調べて確認するという、
人力で行った。なので多少の前後は勘弁してね。
https://pixiin.com/ranking-japan-boxoffice2025/
%は、オリジナル/実写本数。
オリジ/実写/実写+アニメ
2015 9/59/ 79 15%
2016 10/79/100 13%
2017 11/75/110 15%
2018 14/69/104 20%
2019 10/62/102 16%
2020 12/55/ 83 22% *コロナ
2021 9/55/ 92 16% *コロナ
2022 13/73/106 18% *コロナ
2023 14/75/ 98 14%
2024 19/83/120 23%
2025 10/82/119 12%
計 131/767/1113 17%
間違ってたら突っ込んでください。人力統計なので。
ざっくり15〜20%、という答えだろうか?
6本に1本ペースだ。
コロナでいったん傾きかけて、
ゆるやかに回復してるだろうと読んで、
一応コロナ前の傾向も見ておこうとしらべてみた。
「原作ものばっかりやん」という印象は当たりだ。
ざっくり80%〜85%は原作ものだ。
6本のうち5本は原作もの。
そしてこの10年、
商売として成り立ったオリジナル脚本は、
年10本ペース。
何本のオリジナルが爆死したかまでは数えていない。
オリジナルストーリーがやりたければ、
この地獄に来るしかない。
冷静に考えれば、やめとけって止めるなあ。
若者なら別のルートを考えるべきだぞって。
コップに水が半分あった時、
もう半分なくなったと見るか、
まだ半分もあると見るかって話あるよね?
さすがに年10本しかないのかよ、
って言っていいと思う。
クリエイティビティには惨憺たる環境だ。
俺が日本映画を変えてやる、
ってやつは乗り込め。
勇気だろうか?蛮勇だろうか?
明日を変えよう。
どうやって?
めちゃくちゃ面白い脚本を書くことでしかない。
以下もう少し分析してみる。
具体的な映画例はあげないが、
コロナ前は「客が呼べる人気監督または脚本家」が、
映画を作っていた最後の時代かもしれない。
たとえば是枝裕和、三谷幸喜、北野武。
だけどここに新人が入ってこなかった。
いい加減新陳代謝して、
若手が老害を追いやるべき機運であった。
だがそのチャンスをコロナが殺した。
結局老害がやってもそんなに入らない、
というのがコロナ〜現在の状況。
新しい人はほとんどきていない。
内田英治(ミッドナイトスワンなど)くらいかな、気を吐いているのは。
あとが育っていない、
居座った老害がそろそろ枯れてきた、
というのが現状だ。
終わりだと見るか、
今ならチャンスと見るかはまかせる。
2026年03月25日
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