ひいきめの話の続き。
「タイパー」(競技タイピストのこと)で検索してると、
たまにTimeless Powerという曲の略称「タイパー」
にぶつかることがある。
声優であるところの芹澤優という人の曲で、
イニDのつづき、MFゴーストの新OPらしい。
そのファンと思われる人が、
そのMVをつまんだショートを作っていて、
それが興味深いので貼って解説してみる。
https://m.youtube.com/shorts/HIdOF6vKclE
つまりこれは「かわい子ちゃんをずっと見ていたい」
という欲望を形にしたものである。
贔屓の引き倒しというやつだ。
ファンムービーだからそういうものだ。
で、たまにインサートで入ってくる、
知らないおじさん(きっとラップの人)、
クルマ(本編を思わせる市街地レースと、実車)は、
アイスクリームおけるウエハースのような、
舌休めの味付けに使っている。
これがひいきめの視覚化だ。
本編MVは、少なくともこうではなく、
市街地で勝手にやってる改造車のレースのオープニンクにふさわしい、
「ストーリーがわかるもの」になっている。
https://m.youtube.com/watch?v=59aw0ps3spE
そもそも車に火を灯すオープニング、
市街地改造車レース映像、
5台もの実車(このMVの中で一番予算が高い)、
バックダンサーの赤が補色でウエハースになっているさま。
これらがバランスよく入っている。
これをごはんとおかずの関係にたとえると、
ひいきめは偏食ということだ。
食べたいものだけを食べてるってことね。
まあこれはアイドルビジネスだから、
これでいい。
だけど、
ストーリーやドラマが、
この侵食をうけるわけさ。
人気芸能人の出番を増やせってことでだ。
その人を見たいから途中で殺しちゃだめ、なんてのもよくあるよね。
あなたのストーリーで、
このひいきめが起こる?という話。
気に入ったキャラの出番を増やしたり、
変にずるずると引っ張ってない?ってこと。
そして何より、
主人公をひいきすると、
メアリースーになるってことだよね。
客観的になるとは、
集中していたアイドルから、
一歩下がって全体を見ることだ。
周りにはラップのおっさんもいるし、
彼の方がダンスがうまいし、
スポーツカーが一番高いし、
バックダンサーもナイス選抜だし、
そもそも車のレースがすごそうだ。
「夜を切り裂くライト」なんて表現は、
こういうためにあるんだなーとか思えるよね。
それらの中で、主役の立ち位置を見る事ができるか?
が、プロの配分のために必要ということだね。
偏食と、
バランスの良い食事、
あるいはコース料理の順番、
などを比較してイメージするとわかりやすいだろう。
あなたはコース料理提供者であり、
偏食を提供する人ではない。
もちろん食べたい人がひいきめ偏食をしてもよいが、
全体に提供するのは完璧なコースであるべきだ。
その、客観と主観(これは勝手な感想としてぶつけられるものも含む)の、
関係を把握しよう。
このアイドルで編集した偏食、
クルマフェチの偏食、
レース映像の偏食、
ラッパーの偏食、
など色々ありえる。
観客は全員偏っている。
だが彼らが全員満足するには、
「おかずを全部入れておく」ことではない。
嫌いなおかずはいらないからだね。
彼らが満足するのは、
「すべてが噛み合った一体となった時」
「すべてが必然と思える時」だ。
そうなるのは、主人公への感情移入と、
整った(破綻のない、そして大胆な)ストーリーしかない。
2026年04月03日
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