物語のプロットを練る上で、
考慮に入れるべきこと。
まずは調子に乗ろう。
ストーリーは成功と失敗の間にある。
だからまずは成功するとよい。
全能感にあふれ、
いけるぞと思い、
何かを賭けて、ゲットしかかろう。
そして失敗させるのだ。
落ち込み、自信を失い、
もうだめだ、逃げようと思わせて、
賭けたものを諦めて、永遠に失ってもいいやと思わせるのだ。
だけど、そこで諦めたらお話はおしまいなので、
まだ諦めきれないとなるのがいい。
だからまだそれを成功したいと思わせて、
そのためにはどうしたらいいかを考えさせるわけだ。
つまり、反省させるわけだ。
あー、調子に乗ってた、
油断してた、
あの可能性を考えていなかった、
あれに気づいていれば、
判断が甘かった、
周りが見えていなかった、
などなど、なんでもいい。
そうすると、より広範囲での成功を計画するようになる。
あることを複数パターン考えたり、
あることが起こる前提で事前に準備したり、
失敗を未然に防ぐような仕組みをつくったり。
そうすると、今度はうまくいく。
そしてまた調子に乗る。
以下繰り返し。
こうすると、起伏がつくっていける。
もちろん、失敗をせずに連続成功したり、
失敗が連続して、なかなか成功しないような、
成功と失敗を交互にしない場合もある。
それはストーリーと起伏しだいだ。
つまり、調子に乗ったり、反省したりの、
大小と頻度は、ストーリーによる。
短編なら1回だけでもいいし、
長編なら何度も挫折や再挑戦があるだろう。
調子に乗るとか、反省するとかは、
感情の話である。
成功とか失敗とかは、理屈や状況の話である。
これらは、ストーリーの両輪になる。
主観的な気持ちと、客観的な状況だ。
ともすれば、どちらかしか描かないことがある。
狙ってやっているならいいんだけど、
どちらかしか描けていないなら、
どちらかに傾いている可能性もあるぞ。
で、状況を描かないと話は進まないので、
大体は状況の進展は書くんだけど、
そういうときに気持ちがおざなりになりがちだよね、
と思ったので、このことを書いてみた。
人は現金なものだ。
ちょっとでも成功したり、褒められたりしたら、
調子に乗るものだ。
それでまた調子に乗ってやり過ぎて、
怒られたりひどいことをしてしまったりするのだ。
ざっくり言えばのび太みたいなものだ。
今調子に乗ってるターンだろうか、
今反省しているターンだろうか。
これらを自覚して、赤と青で脚本を塗ってみると良い。
どっちを増やそうとか、
グラデーションの部分をつくろうとか、
もっと極端にしてみようとか、
短くしてテンポをあげようとか、
逆に長くしてじっくり行こうとか、
計画を立てやすくなるだろう。
脚本には色んな側面があるが、
基本的には主人公の感情に同調して見るものである。
(主人公の感情と観客の感情が一致しないものは、
「すべっている」という)
だから、主人公が調子に乗っていることと、
反省しているときは、
観客が同じくそう思っているときだ。
反省がうまく行って、
また調子に乗っているときは、
楽しい。
そしてそれが一回あったら、
また失敗しても、
次の調子に乗るまで、我慢して待てるはずだ。
そしてその工夫を色々考えて、
ああでもない、こうでもない、と考えられるはずだ。
それはすでに観客が、そのストーリーに夢中になっているということだ。
2026年05月13日
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