2026年04月15日

【薙刀式】月配列はなぜコピー打鍵的か

前記事からつづく。
カベウチドリさんのメモ書きから、
創作文寄りの立場からの月配列評価。
https://x.com/cavia1152/status/2044002317939392678?s=20


まず単純に思うのは、
同時打鍵系月配列もあるよ、
ということかな。
下駄配列がそれで、
DK同時で裏カナ、SL同時で濁音化だ。

ここまでを取り入れて実装すれば、
小書きや拗音を2打と割り切れれば、
大体1アクションのカナ配列にはなる。

ただこの辺は、
薙刀式の拗音同時押しに慣れてしまうと我慢できないだろうなー。
拗音全体の出現率は3%だから、
気にするなというほうが合理なのだが、
気になるよなー……


で、本題。

自分文章をコーパスに取れば、
最適化できるんじゃね?
というのは誰もが思うことだ。
でもNgram統計と打ちやすさを評価関数にして、
文字を動かして配置するやり方
(これを確率的手法とよぼう)では、
出来上がるのは確率的な配列でしかない。

意味と指の運動の連動ができている、
意味論的な配列ではないわけだ。

意味論的な配列、といっても広い意味ではあるが、
単純な例では、
「です」「ます」
などがいいところにある、
というのがわかりやすいだろうか。
この2gramは統計的にはトップクラスではないから、
確率論的には特別優遇するわけではない。
だけど日本語の語尾としてスルッと打てる位置にあると、
気持ちよくて思考に沿っている、
という原理だ。
これは飛鳥配列が発見し、実装したことだ。

(もっと複雑なものは薙刀式がたくさんやっているが、
ここでは繰り返さない)


確率に従って指を動かすことは、
意味を紡ぐ動きとは異なる、
というのが実感だ、
ということかしらね。

これも薙刀式という、
意味論的なことに重きを置いた配列を使ったからこそ、
相対化できたかもしれない。
逆に薙刀式を使ったことない人は、
「いまだに確率論的パラダイムの中にいる」
ということかもしれない。

あれ?
ということは薙刀式は新配列のパラダイム転換を、
飛鳥から受け継いで成し遂げた革命的配列ってことになるのかしら。
そこまでおおごとではないかもだけど、
使ってる人の感想を見る限り、
そのようなスムーズさが評価されてるはずだ。

なんでそういうのねえんだよ、
と薙刀式をつくったのだが、
ほんとにそんなのなかったってこと?

この辺は自分から見た景色なので、
薙刀式の外から眺めた景色が見えてる人が、
フラットに評価されたい。
自分から言うのも言い過ぎになりそうだしw


まあ、明らかに薙刀式の配置の仕方は、
これまでの新配列とは異質な気がする。

「よく使うやつをよく使うところに置いておこう」
とは別の原理の合理化をしているわけだ。

つまり、
確率論で文字を紡ぐのか、
そうでないところで文字を紡ぐのか、
という極論で考えると、
我々はマルコフ連鎖機ではないということだと思う。

単なる条件付きサイコロの出目の列が思考ではなく、
別の何かが意思に通じているのだろうな。


これは、AIの文章に魂や合理性があまりないことと、
関係している。
言葉はあくまで外面にすぎず、
その内面を表す道具にすぎないのだが、
内面がない、外面だけの言語が、
確率雲として現れているのだろう。

我々が観測した時、
つまりAIに質問したときに返答として収束する、
確率波動関数みたいなもんよな。

言語はそれではなく、
別の何かである。

薙刀式はそこに沿う、
反AIの旗手にふさわしい?
posted by おおおかとしひこ at 12:16| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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