twitterから。
> キーボードの新調先、物理配列も論理配列も既存のものに拘る必要はないんだけれど、他の配列は種類が多くて何がいいのかさっぱりわからん
多すぎて、さっぱりわからんのは、
「自分がなにかわからん」からだと思う。
仮に「ローマ字が好きならローマ字配列、
カナが好きならカナ配列!」
と言われても、
「いや、俺どっちが好きとかないし……」
というのが本音だろうね。
大きく分ける分類で、
ローマ字とカナがあるだろうし、
日英共用と分離がある。
でも、
「あなたはどっち?」と言われれても、
「考えたことないし」が本音だろう。
猫派か犬派かでももめるのだ。
想像したことのないことは、
人は想像できないものだ。
「脳内発声がある? ない?」
といきなり聞かれて、
「いやー、書くときはあるけど、読むときはないっすね、これだとローマ字のほうですかね?」
なんて理解の速い人はいまい。
「何それ」が正しい反応だろう。
つまり、
新配列というものの理論が、
ほとんどの人が意識したことのないものを、
前提としているような気がする。
まず人はブラインドタッチがほとんど出来ないし、
まず標準運指をちゃんとマスターしていないし、
まず文字の1gram統計を大体知らないし、
2gram統計なんて知らないし、
左右分離キーボードや格子配列をつかったこともないし、
脳内の執筆モデルが、脳内発声をコピー打鍵することだと思っている。
そういう何も知らない先入観を壊していくところからやらないと、
「何それこわい」で終わってしまうと思う。
「新配列は、そもそも標準運指でキーを取ることを前提としている」
すら、まず分らないのではないか。
なぜqwertyローマ字が良くないか、
と論じるのかは、
こういうパラダイムを説明しやすいからだね。
1gram頻度の話が出来たり、Aを小指で打つという標準運指の話ができるわけだからね。
でもその話をしても、
「そんなこと考えたことがなかった」でおしまいなんだよね。
標準配列を理解していないと、
ヒートマップを見ても何も思うまい。
「新配列を選ぶ◯ためには、
この程度の知識がいるし、
この程度、あなたがどういう人なのかを明らかにする必要があります」
ということだと思うんだけど、
そんなの一介の記事を読んだ程度じゃ、
何も分らないよなー。
なので、
結局大西配列を勧めておくのが、一番無難だよなーと思う。
それで満足すればそれでよし、
「どうも違うみたいだ」と思うならば、
それを言語化してくれれば、
またアドバイスも可能だ。
初心者の一番難しいのは、
「何が分っていないかが分らないし、
言語化できない」だと思う。
「Bを右手で打ってる? 左手で打ってる?」
と聞いたとしても、
「え、両方の手で打つ人いるの?」とか、
「わからない」になるんじゃないかしら。
「そもそもBってどこ?」になるかもしれないし。
つまり、
ある素養がないと、
新配列のことを理解すら出来ないんじゃないかと思うわけだ。
僕は新配列を普及させたいと思っているが、
それには入口が狭すぎると思う。
用語は仮に理解しても、
「自分は何派なのか、分らない」のだから、
自己診断しようもないと思う。
だから、
配列はたくさんあるけど、
何を選ぶべきか、さっぱり分らん、
となるんだと思う。
こういうところから理解できる、
新配列解説記事でも書けばいいのかしら。
そんなのできるのかなあ。
顧客はほんとうに欲しいものを言語化できない。
その言語化できないところに本音がある。
それは対話して聞き出すことでしか明らかにならないが、
万人むけの記事にすることは出来ないだろうなあ。
「とりあえずこういうことがあります」
という用語解説までだろうなあ。
やっぱ面倒なので、
大西配列、つばめ配列、薙刀式の中から、
気になったやつを触ってみて、でしかないかもしれないなあ。
実装が一番楽なのは大西配列だから、
大西配列一択かもしれない。
2026年04月17日
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