2026年04月19日

【薙刀式】さすがにカナ配列はなー、ローマ字かなー、という心理

Twitterから。
> QWERTYをやめる決心はついたけど、じゃあ配列どれにする?が決まらない。流石にかな入力まで一気に飛ぶのは変化が大きすぎて挫折しそうなので、ローマ字入力は崩さないつもり。となると大西配列をベースにカスタマイズするのがいいのか?と思っているが、キー配列を変更するという行為が大きすぎてな。

僕もそうだったので、この気持ちはよくわかる。
「新配列をブラインドタッチでマスターすること」の、
難易度が全然予測できないからだ。

でも経験した身からすると、
カナ配列の難易度<新配列に最初にコンバートする難易度
だな。



つまりファーストステップが、
めちゃくちゃ難しいんだよな。

それを超えられるなら、
実はローマ字でもカナ配列でも、
そんなに変わらないんだよね。

それは、「自分が日本語をどのように捉えているか」
の脳内モデルで考えるべきだと思う。
それに合う方にするべきだ。

(真には漢直だろうが、ここでは深入りしない)


僕は「日本語の最低文字単位はひらがなだろ」
と思う脳なので、
カナ配列を使って良かったと思っている。

これを子音母音に分解する脳は持っていない。
子音母音に起こすのは、外部化した口であり、
頭の中で日本語で考える時は、
子音と母音は存在しない。

だからローマ字を打つと、
「余計な工程を挟んでいる」と思ってしまう。


同様に、漢字をわざわざひらがなに分解してるのも、
余計な工程を挟んでいるのだが、
まあ2〜3割(漢字含有率)ならヨシとするかな。
全部覚えられそうにないのでね。

だけど、
ひらがなかローマ字の区分は、
全文字に関係してくるので、
ここは自分の脳と相談した方がいいと思っている。


おそらくだけど、
脳の中で子音母音にわけて日本語を考えてる人は、
あまりいないと思う。
だから、カナ配列のほうがおおむねいいはずなんだよ。

にも関わらず、
カナ配列はさすがに、と思う心理はなんだろう?
って思うと、
「覚えられなさそう」でしかないと思うんだ。
あるいは「いきなり難しそう」かな。

でもローマ字だって、
「から」を打つのにKARAという運指を滑らかになるまでやるわけで、
KとAとRをマスターしたらおしまいではないよね。
結局カナの数の分、連接の分練習しないとマスターできないので、
練習量は同じなんだよ。

ローマ字もカナも、練習量は同じ。
だって日本語は同じだから。

ローマ字は単純な運動で動作数が多くて、
カナは複雑な運動でその代わり動作数が少なくてすむ、
というだけのことで、
50音、150モーラ、主要1000連接位マスターしなければならないのは、
どっちも同じだ。


でもローマ字の方が簡単に見えるのは、
「見た目」だけが理由だ。
見た目の文字の数が少ないからだね。

そしてなぜローマ字は見た目に簡単に見えるかというと、
連接が図に入ってないからだ。
トップ2連接100に関して、
各配列の運指を視覚化した、昔の記事を引用する。
https://oookaworks.seesaa.net/article/460432222.html?1776342974

ローマ字めっちゃ糸引納豆やん。
この数だけマスターするべきか、
カナ配列のマスターするべき動線の少なさを取るか、
という二択だと思うといい。

じゃあ……カナだよな……
脳内もカナで考えるしな……


あとカナをやる時の不安は、
「レイヤード配列のブラインドタッチ」という、
ブラインドタッチにさらに要素がひとつ加わることかな。

そこで躊躇する、というのはわからなくもない。

僕は配列道の入口はSandSだった。
スペースキーとシフトキーを兼ねるやつだ(Space and Shift)。
英語で大文字にしたり、数字段の記号を打てるので、
めっちゃ便利と思った。

まずこんな風にして、
「レイヤードブラインドタッチに慣れる期間」が、
必要かもしれない。

自作キーボードで親指レイヤーに慣れてたら、
比較的その感覚はわかるかな。



だから、
「さすがにカナは……」というのは、
ただの先入観なのよ。

フリックだって5レイヤーじゃん。
レイヤード配列はふつうに使ってるんよ。

それが規則的でなくなる、みたいに思えばいいのさ。

50音順の行段系ではなくなり、
頻度順や連接の頻度順や重要順に並び直されている、
と思えば、
カナ配列はより進化形だと想像しやすいだろうに。


カナ配列は、記憶力にすぐれたエリートだけが使えるものではない。
むしろ、
ローマ字のように素早く指を動かせない、
落ちこぼれのための形式だぜ。

ていうか、
ローマ字がマシンガンを要求しすぎなのさ。
あれは日本語を考える速度より速いよ。
早口言葉を一生言わなきゃいけないみたいなことだ。

カナ配列くらい楽できたら、
もっと脳は考えられる。
考えたいならカナ配列にするべきだ。

いや、まあ、なんでもよくて、
当座それで凌げればいい、ならローマ字でもいいかもだけど。


それよりも何よりも、
「新配列のブラインドタッチをマスターする」が、
とても不安だろうから、
まあまずはローマ字系で不安を解消すればいい。

新配列にはローマ字系とカナ系があります、
とかいきなり言われても、
カナ系知らんやろって感じだものね。

そしてカナ系でのデファクトスタンダードが、
qwertyローマ字よりも難しいJISカナというそびえ立つクソなので、
カナ系の風評被害を拡大し続けているのだ。


我々が打倒するべきはqwertyローマ字だが、
同時にJISカナも風化させなければならない。
あんな陳腐な配列で日本語が書けるわけねえだろ。

というわけで、
カナは難しそうと偏見を撒き続けるJISカナにも問題がある。


僕は、
ローマ字系新配列をやるくらいだったら、
最終的にはカナ系でいいと思っている。

ただしいきなりブラインドタッチの壁があるので、
まずは大西配列くらい視覚的に整理されたものをやってから、
「意外と行ける」をまず学んで、
さらに「触覚的に整理された」、
他を検討すればいいと思う。

配列図を見て触覚を想起しなければ、
配列図を見た事にならないのだが、
それすら普通の人はできなくて、
視覚オンリーで配列図を見ちゃうよね。
だったらカナはただ複雑なだけなんよね。

でも視覚の整理と触覚の整理は、
全然違うんよ。

その初歩を身につける橋渡しとして、
大西配列はとてもすぐれている。
だから大西配列一択かな。

(つばめ配列もいいよね。10キーしか使わないからなー)
posted by おおおかとしひこ at 15:23| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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