2026年04月27日

デザインの悪い例

JR目黒駅。東急目黒線からの乗り換え通路。
IMG_6697.jpeg



なんでまっすぐ階段が伸びてないんだ?
この三角形はなに?
なんで手すりが?
と謎だらけ。

三角形の奥、巨大な柱は、
上がって見てみるとエレベーターのようだ。

本来階段であったところに、
地下階からあとづけでエレベーターを伸ばしたため、
階段を貫かざるを得ず、
階段が横にズレて(右側にズレた階段がある)、
なぞの無駄な三角形エリアができて、
そこに人を滞留させないため、
手すりで誘導してるくさい。

うーん、トマソン。


これを解決するには、
エレベーター位置とホームと階段の関係を見直して、
大幅なホーム延伸工事をしなければならないので、
その予算で諦めた結果、
このような付け焼き刃的な構造になるのだろう。

公共のデザインとしてふさわしくない。
JRも予算ねえんだなー。


こうした、あとづけで色々やらなくてはならないが、
全体を考えるとコストがかかるため、
付け焼き刃になっているものは、
脚本にもある。

それは良くないデザインであり、
名作とは程遠いとしろう。

あなたの脚本に、こんな無駄三角形や、
斜めに右にずれてる階段はないか?


東京にお住いの方は目黒駅にいき、
この不条理欠陥構造を、
歩きながら理解するとよい。

なぜこうなってしまったのか?
どうすればよかったのか?
コストを無限に設定できるとしたら、
なにがベストか?
そもそも何をしようとしたのか?

長いエスカレーターが近くにあり、
普通の動線はそちらなので、
この階段は混雑時のバイパスだと考えられる。
そのバイパスなのに曲がった階段という、
不便を強いられる構造になっているのが最悪だ。

つまり、
たいていの不条理は、
目的が複数になっているところから起こる。
それらの衝突が、動線の不備になり、
デザインの不備になる。

目的の設計こそが本来の設計である。
posted by おおおかとしひこ at 12:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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