2026年07月05日

度肝を抜こう

車田正美の漫画では、大体誰かが驚いている。
「なにいっ!?」てね。

度肝を抜かないと、面白くならないだろうか?
僕はいつも度肝を抜くべきだと思っている。


度肝を抜くにはどうすればいいだろう?

予定調和を崩すことじゃないだろうか。
ある意味定番のストーリー展開や前振りをしておいて、
それを完全に予想外に崩して、
全然違う展開に持っていったときに、
我々はつい「なにい!?」と度肝を抜かれるのだと思う。

予定調和も気持ちいい時があるが、
でも度肝を抜かれる方がもっと気持ちいいと思うんだよな。


全ストーリーの中で、
まずは一回だけ度肝を抜かれる場面をつくってみよう。

こういう展開なんだろうなあ、とまずは順調に思わせて、
どんでんを返すのである。
な、なにい、まさか……!と展開すると、
「一体それはどういうことなんだ?」と、
理由やその先を知りたくなるというものだ。

そうなることで、
ストーリーと一体化できるということだ。


ストーリーと離れていると、
その中に入ってこないと思う。

なんか進行してんなー、
という他人事みたいになると思う。
そうじゃなくて、
「なにい?!」と度肝を抜かれたら、
ストーリーに積極的に入ってきて、
「一体どういうことだ?」と考え始めると思うんだよね。

それが度肝を抜く、こちら側の目的だと言ってもいいと思う。


もちろん、
ハッタリを効かせすぎると、
ただ驚かせるためだけのストーリーになってしまうから、
うまくひっくり返さないと面白くない。
だからまずは度肝は一本に一回だけ、
抜いてみるといいんじゃないかしら。

そこで展開が大きく変わるのかー、
というポイントを、
専門用語でツイストポイントなどという。
順調な展開にツイストをかけるわけだ。

単にツイストがかかって、
滑っていくと面白くないので、
必ず「なにいっ!?」と観客が度肝を抜かれるような展開を考えるべきだと思う。


度肝はどこがいいかな?
最後らへんだとどんでん返し、
真ん中あたりだとミッドポイント、
ド頭だとツカミだね。
その他どこでもいいよ。
ないよりあったほうがいい。
posted by おおおかとしひこ at 11:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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