2026年06月22日

【薙刀式】新配列の試し方

ああ……また間違った試し方をした人が、
1日で離れていくわ……
まあこういう人はちゃんと説明しても、
レシピ通りにやらない可能性が高いが……



Twitterから。

> 興味本位で大西配列試してるがストレスえぐい。入れ使えると脳のCPUがほぼタイピングに持ってかれる。もう少し頑張ろ
> 大西配列諦めよう。イライラが半端なくて全く脳が本来の考えないといけないところにリソースを全く避けなかった。今日1日無駄にした感。。 元に戻したらちょっと元気になった

試し方を知らなきゃ、
「新環境で前の環境のようにならないストレスで一杯になり、
耐えられなくて出て行った」
になるだけだろう。

これは大西配列であろうがモールス信号だろうが、
この試し方ならなんでも同じになると思う。

おそらくだけど、
・配列図を見ながら
・自分の書きたい事を書こうとする
・字が見つからずストレスマッハ
・見つけ方にセオリーがあるがそれを知らない
・そもそも目で見て探す用につくられていない、
 ブラインドタッチ訓練前提
・その訓練法を知らずに試した

だと思われる。

テイスティングのやりかたを知らない人だ。

このワインはいいぞと噂を聞いて来た人が、
瓶の底を舐めて「まずい」と言って、
去っていった感。
ワイン職人は残念な顔をするしかない。



だから、新配列共通の試し方を書いておく。


1. qwertyでいうFJ位置のホームポジションに何があるか把握する。
 この位置が、その配列が一番大事にしてるところ。

2. その隣の中指、qwertyでいうDK位置に何があるか把握する。
 次に大事にしてるところはここだ。
 配列によって異なる場合もあるが、
 ここを大事にしてない配列はない。
 (月配列などDKがシフトキーなど別の用途に使われてるなら、
 EI位置の音を使いたまえ)

3. これだけを用いて言葉を作ってみる。

 大西配列ならOTとANなので、
 おとな、あと、あん、おん、なお、おの、たん、とん、
 などを作れる。
 大した重要語ではなさそうだが、
 要になる音があることぐらいはわかる。

4. 自分の言葉を書いてみる。ただし実際にはタイピングしない。
 FJのキーが来たときだけタイピングしてみる。

 大西配列でいえば、OTが来ときだけ打つか、
 またはエアー打鍵でいい。

 たとえば上の「4. 」から始まる文では、
    O OTO O
 のようにしてみる。
 新しい言葉と手の連動と両方が難しいなら、
 ブログやツイートなど、かつて自分が書いた言葉でやってみる。

 他人の言葉の写しはしないこと。
 今やってることは、
 「自分が書くことのシミュレーション」だ。

 頻度が高いもの、あるいは要になる所で、
 人差し指が動く感覚を観察する。
 余裕があれば中指も動員してみよう。

5. ここまで30分くらい?
 これでテイスティングだと思うよ。
 悪くない、という感触を感じたら、
 もう少し配列図を読み込むか、練習マニュアルへ進めばよい。
 たとえば大西配列なら、母子分離型であることぐらいは、
 見て把握しよう。


同じく薙刀式でやってみると。
「あかいと」がその4キー。

「自分の言葉を書いてみる。ただし実際にはタイピングしない。
 FJのキーが来たときだけタイピングしてみる。」
の文では、
     と  い        い   い     い
     か と     い

という動きになる。
「が」の打ち方はわからなくてもよくて、
たぶん使うんだろうなあという想像で「か」を打ってみた。

なんとなく「い」はいっぱい出てきそうだなとか、
「が」という主語の時にホームポジション使いそうとか、
「ことば」「とき」という重要単語で「と」を使うぞとか、
そういうことがわかればいい。

新下駄でもやってみるか。「んうかい」なので、
  ん     い       い   い      い
     か       い
みたいになる。
「が」は本当は違うのだがまあ最初は間違っててもいい。
同じく「い」がたくさん使われていることや、
「自分」という重要語にホームポジションの「ん」が使われるな、
とかを観察できれば良い。


こういうテイスティングは、
これまで知られてこなかった方法論だろう。
今発明してみた。w


新配列の基礎設計方針は、
「重要な音を打ちやすい真ん中に置く」だ。
その基礎の基礎の部分をテイスティングしてみたわけ。

ちなみにqwerty。
j            j

fj
「じ」以外に出番なし。
これが効率悪いと言われるゆえんだ。


「これは、手の動きを改善して、
言葉の重要性に合わせるものだな」
ということが身体で理解できるのではなかろうか?


一体ツイートの主は何をテイスティングしたのだろう。
一日中瓶の底を舐め回して、
ストレスでやめていったのは、
あまりにもワインのテイスティングとして間違いだ。
まずコルクにたどり着いて欲しかったねえ。

こうした、ものすごく基本的だけど、
誰も知らない事を、
どうやって周知していけばいいのだろう?

よくある間違い集をつくって、
簡単なリーフレットにすればいいのかな?


まさか瓶の底を舐められるとは、
ワイン職人も思ってないし、
コルクをかじられるとも思ってないだろう。
斜め上のテイスティングなわけだ。

共通の作法みたいなものができてればいいのだが、
なかなか新配列共通の、を見出すのも難しいねえ。


・いきなりタイプウェルや寿司打をやるな
・いきなり50音をやるな
・いきなり自分の言葉を書こうとするな

は三大戒めになりそうだけど、
ほんならどうしたらええんや?
を知らしめていかないと、
出会い頭の悲劇を避けられないよなあ。
posted by おおおかとしひこ at 11:22| Comment(2) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
試し方というか、認識が甘いって感じですね。

一見形の似ている道具に見えて全く別のものという認識がない。

記憶をベースにした道具なら、なおさら難しいでしょうよ、と。
Posted by やましぃ at 2026年06月22日 12:50
>やましぃさん

その認識をうまく変えないと誘導できないだろうなあ、
という今後の話ですね。

こういう人は一定数いるので、
全員を救えないとは思いますが、
境界線の人をこっち側に倒したいなあと考えています。
Posted by おおおかとしひこ at 2026年06月22日 13:02
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