問題設定をするときに、
どういう問題にするかで、
ストーリーの質が決まる。
普通の問題じゃああんまり引きが少ない。
変わった問題にした方がいい。
どうやって?
たとえば、
「有名になる」というのが問題だとしよう。
有名になりたい主人公がいて、
有名になるのがゴールだとしよう。
それを叶えればおしまいなのだから、
それがセンタークエスチョンであり、
それが「問題」だと言える。
だけど、これはあくまで平凡な問題として例を出した。
イメージがふつうになってしまうわけだ。
アイドルを目指すの?
バンドをやるの?
インフルエンサーになるの?
犯罪者として有名になるの?
このへんは全部普通の問題だ。
つまり、ストーリーとして平凡だ。
どういう問題なら非凡になるか考えよう。
たとえば「アーチェリー選手として有名になりたい」にしてみよう。
急に聞いたこともない問題になる。
大会で優勝すればいいのだろうか?
それじゃあ有名にはならない。
オリンピックに出れば有名になったことになる?
立てこもり犯が出没するのを待ち構えて、
弓矢で打ちに行く、というのを考えよう。
そしたら、そんな問題の解決をする話は聞いたことがないので、
それは非凡になるよね。
ほかに「有名になる」というのでは、
「犯罪者として有名になるのは、
どういう犯罪をいつすればいいか」
というコメディだってありえる。
誰もやっていない犯罪をするために、
なんと○○をやる、
という話になったら、
急に映画として面白くなると思う。
その○○を思いつくだけで、
変な目的をもった、変わった映画になるだろろう。
もちろん、それが達成するまでをきちんと描き、
かつ感情移入できる、まで出来ていることが重要だが。
「宇宙人が攻めてきた」という問題だったらどうだろう?
どういう宇宙人かで平凡な問題かどうかが決ると思う。
タコ型や知能のある宇宙人ならもうおなか一杯だろうが、
「腕が3本ある宇宙人が攻めてきた」
という話なら新味がありそうだ。
その3本がストーリーに絡み、
宇宙人の侵攻理由になっていて、
それが撃退の鍵になっていたら、
面白い話になるに違いない。
それは、平凡な題材を、
変わった、非凡な話にする可能性が高まる。
つまり、平凡な問題でも、
ディテールを変えれば、
非凡な問題に化ける可能性があるということだ。
会社を再建する、という平凡な問題でも、
ソープランドを再建する、
という話になれば面白そうじゃない?
営業する、という平凡な問題でも、
芸能事務所に営業する整形の医院の話、
にしたら面白くなりそうじゃない?
人は変わった話が見たい。
かつ、安心する話が見たい。
両方だ。
整形の医院が営業するのは変わった話であるが、
そこで営業すべてに言えるような、
人生のコツみたいな話になれば、
安心する話になるわけ。
まったく知らない話に、
恋愛要素をいれろ、
というアホな話は良く聞くが、
それって知らない話に知ってる話を混ぜれば、
安心するぞ、
ということを言おうとしているだけだ。
ただ恋愛要素をいれろ、
というアイデアが平凡なだけだ。
そんな風に、
問題そのものをまず非凡にしてしまえば、
その解決に関しては、
まだ誰もやっていないので、
パイオニアになれるということだ。
その問題の権威になる必要はない。
もちろん調べまくって、
まだ日本で誰も解決していない問題を、
自力で解いてもよい。
そんなことまでする必要はなくて、
納得いくリアリティがありさえすれば、
「それをまだ解いた人がいない」
という変わった問題と解法というだけで、
おもしろいとなるわけだ。
ということで、
まず平凡な問題を出してみなさい。
次に、それを非凡にしてみなさい。
たくさんの非凡な例を出しなさい。
それらのうち、
解決のアイデアが湧いてきたものを、
採用してみるといい。
あるいは、今解決のアイデアがわかなくても、
色々調べたら解決法があるものを見つけてもよい。
変わったものを見たい。
そして理解できる、安心できるものを見たい。
その両方に答える、
非凡な問題を考えると良い。
2026年07月31日
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