2026年07月12日

フランスかぶれ(「急に具合が悪くなる」評)

ひとことでいえば、
ババアパフューム。
(ポリリズムではない、映画「パフューム」ね)

以下ネタバレで。


学生時代に捨ててきたもの。
そんなものの煮凝りみたいな映画だった。

たぶん周りはフランスかぶれだらけだったんだ。
ゴダールは全然いいと思わなかった。
僕はフランスと相性が悪いのかな?

アメリカ的なものにアンチテーゼであれば、
なんでもいいのかな?

アンチ巨人だから阪神ファンになるのと、
何が違うのだろう?


あの演劇はなに?
まだ東洋文化の象徴として、
身体感覚の回復=マッサージとかやってんの?
そして奏でられる音楽は、
オルターナティヴ=芸能山城組かよ。
ぜんぶが30年ぐらい古かった。
だからちょうど僕が大学生で、
フランスかぶれたちに鼻をつまんでた頃の気持ちを思い出したね。

まず僕は言葉を信用しない。
あの演劇はまるで演説ではないか。
映画において言葉は嘘をつくためにある。

あの中に真実はなくて、
結局抱き合った2人だけが真実と言える。


原作往復書簡があるという。
日本人2人の話で、
哲学者と人類学者の2人で交わされた手紙だそうだ。

それを……日本とフランス、
介護施設と演出家に翻案したんですってよ。
???


じゃあ、あの鼻につく小劇場と、
マッサージと、
足を揉んで塊魂みたいになるババアたちは、
全部翻案か。

ヤマがどこかに必要で、
それが野外演劇になるのはまあいいとして、
それで映画になったのかといわれると、
ただ2人の会話を聞いてただけにすぎない。

だったら、
「ビフォアサンライズ」の方が出来がいい。


遺灰をまくところで、
風にあおられて戻ってきた灰をかぶるカットがあったけど、
あれが一番映画的ってなんなんだろうね。
もし狙ってやったら天才だが、
それが全体とネットワークを組まないので、
孤立した演出に過ぎないが。


学生時代、
フランスかぶれの女学生はたくさんいて、
みんなあんな感じを真似してた。
オリーブ少女とか装苑少女だったのだろうか。

僕はああいう人がタイプなのだが、
そんな人は真剣には現実にはいないものだよね。
たいていファッションになっちゃう。
イマジナリー女学生だな。

ずっと声の音量とか調子を一定にしてて、
まあ好きですけどって見てたけど、
でもそれだけでおしまいかーって感じだな。


なんだっけ、長谷川京子×マッサージ映画。
「七夜待」。
それとロードムービー議論映画「ビフォアサンライズ」と、
ババアパフュームで分解できる、
フランスかぶれって感じだったな。


「ドライブマイカー」も全然ダメだった。
これの何がいいのか誰か解説してくれ。
きっと全く違う原理で俺は生きてる。
posted by おおおかとしひこ at 00:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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