物語は感情で見るものだ。
時々理屈で立ち止まって考えるが、
基本的には感情に同調する娯楽だと思うと良い。
その感情は全力か?
を時々チェックしよう。
半笑いではなく爆笑で、
転げ落ちるくらい笑えることだ。
チクッとする程度なら、
切なくて胸が張り裂けそうにすることだ。
ムカつくから、
はらわたが煮えくり変えることだ。
小突くから、
ぶん殴り、動かなくなるまで蹴り倒すことだ。
頬を赤らめるではなく、
穴があったら入りたくて自殺を考えることだ。
チンピクではなく、
秒で射精のことだ。
さみしいではなく、
夜空に遠吠えしたくなり、震えることだ。
なんでもいい。
白髪三千丈でよいので、
感情をマックスにすることを考えよう。
白髪三千丈のような、
新しい表現がうまれる可能性がある。
感情は美しいか?
たぶん醜いものだろう。
セックスをはたから見たら笑っちゃう。
でも当事者は必死よね。
泣き喚いているのだって、
その人に感情移入してなければ、
うるせえガキ、でしかない。
だから、一度つきはなして、
他人の感情だとして、
大袈裟なマックス表現について、
創作してみるチャンスかもしれないよ。
「会いたくて震える」は、
西野カナの創作よね。
涙で枕を濡らすのを進めて、
涙の海で泳ぎ疲れてもいいのだ。
(アルフィーのsweat and tears。
サビは「瞳から汗を、身体中に涙を」。
わけわからんけど、青春は汗と涙でできているってことだ)
歌は言葉であるが、
実際に涙を流して部屋がプールになり、
そこで泳いでもいいんだよ。
コメディならやりやすいだろうね。
そして必然性があれば、
それは歴史に残る表現になる。
もちろんシリアスでだってよい。
人が死ぬ悲しみを、
マックス痛みまで持っていってもよい。
これは何をしようとしてるかというと、
「最高速度をあげる」練習みたいなものだ。
あなたがレベル50しか書けなければ、
レベル100の感情は書けない。
世界の文学がレベル100だとしたら、
あなたは120に更新するべきで、
150や200にしてもよいのだ。
もちろん、必然性こみの話でね。
これができるようになると、
解像度があがる。
50の頃は10、20、30、40、50しか書けなかったのが、
60、70、80、90、100も、書けるようになるってこと。
倍になるのではない。
感情は掛け合わせなので、
ある感情からある感情への掛け合わせを、
2乗に増幅できるわけ。
感情の流れ、n個の感情の流れを、
2^n倍に解像度をあげられるわけだ。
もちろん、全ての感情を解像度高く書けるわけではないから、
あくまで理論値ね。
出力をあげるということは、
弱くも書ける。
その強弱で振り回すこともできるわけ。
音でいえば音量の大小だ。
テンポ、音色、大小。
これらを組み合わせて交響曲はつくられる。
あなたはその楽譜を書いている。
2026年08月05日
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