めちゃくちゃ簡単で、
「1か月努力しないといけないから」だ。
もし脳に新配列をインストールするマシンがあって、
エミュレータもDLできて、
1秒で自由に文章が書けるようになるならば、
爆発的に流行ると思う。
実態はそうではない。
数週間から1か月強は、
継続した努力が必要だ。
今思えばたいした労力ではないのだが、
やったことのないことを、
1か月続けるのはなかなか今時ないよね。
ダイエットですら、
たくさんの情報があるというのに、
新配列は情報にリーチしづらく、
体験談もダイエットに比べれば圧倒的に少ない。
成功後のイメージが少ない。
(僕の動画とATCぐらいだろう)
とくに成功後のイメージが圧倒的に少ないのは、
ダイエットしたほっそりさんたちがメディアに溢れるのにくらべて、
圧倒的に不利だろうね。
どっちが大変かな。どっちもか。
これだけ情報があってもダイエットは流行らないのだから、
基本的には人は怠惰なのだよね。
部活経験者とか、なんらかのスキルを磨いて身につけた人は、
まだ実感がわきやすいかもしれないが、
そんなこと人生でやったこともない人は、
たくさんいると思う。
昭和の時代は不便が当たり前だったから、
「スキルを身につける」がデフォだった。
習字そろばんや水泳などの習い事や、
スポーツを無理やりやらされたものだ。
これはそのことを身につけることよりも、
「一定期間しんどい訓練をすれば、
スキルというのは身につくという成功体験」
を積む為のものだったのではないかと思う。
それを「克己」などといった。
最近聞かないよね、克己。
Z世代は良くも悪くもサービスに囲まれて、
「なんら克己を伴わずに、何かを得る」
ことに慣れてる気がする。
いまさら修行なんて昭和じゃあるまいし、
などと思ってるフシもあるだろう。
ところが人間の適応力というのはおもしろくて、
「スキルを得る為のスキル」なんてのもあるんだよね。
弱音を吐きがちなのをどう耐えるかとか、
弱点をどう補強するかとかね。
修行慣れしてない人々はこういうこともないので、
ひょっとすると、
「1か月訓練の必要なスキルを身につける」
ことを、人生で一度もやってないまであるかもしれない。
せいぜいゲームの中ではあるかな?
ゲームは実は修行をモデル化したものだからね。
(報酬と辛みのバランスとかね)
でもゲームは脱落しないようなバランスでつくられているが、
現実はそうなっていない。
だからゲーマーほど、現実の苦労して身につけるスキルは、
難しいかもしれない。
というわけで、
体育会系こそが、
新配列を一番マスターできる可能性があるわけだ。
逆説的だなあ。
一番必要な層ではないよねえ。
まあそれでもいいよ体育会。
マスターして、1か月後には爆速超楽な世界をゲットしようぜ。
楽器経験者は、新配列界隈には有意に多い。
指の訓練ができてることもあるかもしれないが、
地道な訓練での成功体験を持つがゆえに、
挫折しづらく、マスターをイメージしやすいのかもしれない。
「秒でできる新配列!」なんてないんだよなー。
親指エンター1キーですら、
無意識に動くのは1週間以上かかるよね。
というわけで、
新配列を切実に導入するべき人に、
リーチするのが早いのかもしれない。
沢山書きたい人、
まずその手元の道具を疑うところから始めたまえ。
それ以外の人は、単に効率厨や興味本位でいいと思う。
つまりダイエットは心臓疾患がある人とか、
病気の人からやるべきで、
ただの健康デブは後回しでもいい、
みたいなことか。
僕は医者ではないので、
腱鞘炎や肩こりの治療だけをするのと、
自作キーボードや新配列に変えるのでは、
どちらが効果があるかはわからない。
僕は後者は効果あるぞ、
と体験談は語れるが、ビッグデータのエビデンスはない。
対照実験もしてないし。
自分の体験でいえることは、
qwertyでは、
手書きのような脳内風景と意味の関係が構築できず、
薙刀式×ワンショット漢直で、
初めてそこに肉薄できた感触がある、
というだけのことだ。
こうした、
「まだよくわかってないこと」がやたら多いので、
アーリーアダプターが集まる世界ではある。
それがクラスタになり、
影響力あるグループになるには……
1000人では足りず、1万人くらいは必要なんじゃないかしら。
そうしたら、「はやる」は訪れるかもしれない。
今アクティブなそんな人は100人いなさそう。
また、○○配列マスターは、
新配列全般をウォッチしてるわけではない。
一度マスターしたら新しい情報を仕入れることもないだろうし。
なので、そのうち「新配列連合」みたいなのができて、
流行り始めたらセクトに分裂するだろうなあ、
などと眺めている。
いずれにせよ、「はやる」は先の話だろうなあ。
ダイエットが流行らないのと同じ意味で。
2026年07月19日
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