2026年07月23日

【薙刀式】難しい事をやりたいときは、簡単な配列の方がいい

ここ最近の議論は、
たぶんまだ誰も言語化していなかった、
一番奥深くの話をしようとしている。
僕はプロレベルの道具が欲しくて、
こういう議論をしたかったのだが、
誰もやってなかったのでやった。

これだけ複雑な事をやりたいときに、
複雑な道具ではだめだ。
むしろ、扱うのが簡単な道具のほうがいい。

薙刀式は、そのために「いちばんかんたんな道具」
を目指してきた。


何度も書いてるが、
僕はタイピング弱者である。

タイプウェルはSSレベルだし、
qwertyローマ字はBだ。
ATCなんて65だぜ。みろよこのヘタさ加減。
https://youtu.be/jAbo-ggMbmE
にも関わらず、薙刀式なら212。
https://youtu.be/-pXKN3F3FFE
最高記録だけでなく、21問題の巡航も撮ってみた。
平均147。https://youtu.be/ptRsNVqqJlw

これは、
「薙刀式が簡単だから」に尽きるのだ。

QTY使わない、BSが近くてすぐ消せる、
小指2%、左薬指5%と弱い指に特別配慮、
カナ配列なのに27範囲と最小クラス、
2面しか使わない、
すべて同置という運用の楽さ。

qwertyよりずっと楽してる。
だから速いだけだ。

一般にむずかしいイメージがある「3キー同時押し」
すら僕には楽だ。
だって「じょ」=し+゛+よ、なんだもの。
構成要素を同時押しするだけなんだぜ。
しかも押しやすい配置になってるし。

相互シフトなので、ミリ秒関係なく、
押す順番無視で、全部押さえて離すだけでOK。
同時に推してる瞬間が1か0かだけで決まる
(気持ち的にはandかどうかだけの)判定だ。

アルペジオだらけで指が楽だし、
言葉が棚に置いてあるので、
無意識で指がこの辺と先行できる。
1モーラ1アクションだから最小パーツで組めるし、
大体次使うカナは近場にあるし、
操作系は基本人差し指だし。


これらはすべて、
「楽するため」の装置や配慮の解説であり、
使う側からしたら、
「かんたんだから」に尽きる。

大西配列はローマ字方式を簡単にした。
左右に母子を分離すること、
濁音半濁音隣置で、きれいに整理したこと、
ZXCVQ保持で、最低限のショートカット保存。
この、「かんたんにしたこと」がわかりやすいから、
大西配列は人気だと思う。


薙刀式は、ほかのさらに効率的なカナ配列から見たら、
シンプルすぎる見た目をしている。
小さい。
それは削ぎ落とした機能美ともいえる。

だから、
やろうとしてることが複雑なほど、
適しているのではないかと思う。


でも、じゃあ、たいして複雑じゃないことをやるときに、
薙刀式は使えないかというと、
シンプルな分使いやすいんじゃないですかね。

メモを取ったり、
仕事メールを書いたり、
検索したり、
AIと会話したりするのに、
使いやすいですよ。
(チャットはたまに句読点エンターが送信に判定されるので、
長いのは別にエディタに書いてしまう)

長文は、
物語でなくとも、説明文、論文、エッセイにも使いやすい。
論文は書いたことないが、
一万字の説明文ならよく書くから、
まあ大体経験したとは言えるか。

僕は全ての文章の中で物語文が一番難しいと思うので、
それを解決できたら、
大体なんとかなってると思う。



「買い物行くのにフェラーリに乗る」わけではない。
エンジンそのものは本人の馬力で、
シャーシが配列かな。
なので薙刀式はハイエースのシャーシみたいなものか。
シンプルで使いやすいボディなイメージ。

そしてハイエースエンジンの人(用途)にも、
モンスターエンジンの人(用途)にも、
等しく耐えられる設計、という感じかしらね。


僕の道具の理想は日本刀で、
素人でも人を殺せるから。
達人が使えばたくさん人を殺すのに楽だから。

プロの道具を、あまり人は見たことがないかも?
プロカメラマンのカメラ、
プロ画家の筆、
プロドライバーのハンドル。
驚くほどシンプルだよ。

誰でも使いやすくなってて、
ただし微妙なかゆいところには、
すべて手が届くような構造をしてるところがプロにしか分からない。
でも素人はそれを知らずに使ったとしても、
「ただ使いやすい道具」と思うだろうね。

プロは
機械のアシスト系は全部切る。
全てコントロールするからだ。
だから余計シンプルじゃないと使えない。
結果、プロの道具はむき出しのシンプルになりやすい。




kouyさん:
> ともすると「メビウス式や薙刀式はプロ作家レベルの書き手にしか必要ない」と言っているように見えるので、そう思われたらもったいないなと

使い手を狭めてるかどうかはなんともだけど、
今回の一連の議論は、
「じゃあどこまでいけんのよ」
という一番深いところまでいったつもり。

でも見た目はシンプルなつもり。
誰でもどんなでも使える見た目をしていると思う。


まあ、よくわからんけどプロ仕様ってかっこいいよね、
レベルでいいんじゃないですかね。
世の中的には高い値段の言い訳につけることも多いなw

ということで、
qwertyローマ字は無料ですが、
薙刀式v18はプログレードなので9万8000円です。(嘘)
そしたら凄みが伝わるかしらねえ。



薙刀式だけがこれに耐えうるのか、
あるいは他の新配列でもそうなのかはわからない。

触った感じ、飛鳥や新下駄はできそうという感触はあったが、
月配列、新JIS、親指シフトは無理そうと感じた。
(なので同じく月系の英月は最小範囲なんだけど、
無理そうというイメージが僕にはある)
もちろん「僕の」相性問題はありそう。

また、僕がカタナ式を捨てた理由は打鍵数が多かったからで、
それが気にならないレベル、1日8000字?くらいまでなら、
カタナ式はおすすめです。
僕はそれ以上書きたかった。



カタナ式も、薙刀式も、
僕の作るものは見た目はシンプルだ。

だけど組み合わせ最適の基準が他の配列と異なり、
それを使ってない人にもわかるように書くと、
これだけかかる、という話かも知れない。


ほんとうは、
qwertyローマ字よりもシンプルな配列図を書きたい。

薙刀式はピーキーだけど、やってることはシンプル。
そうじゃないと長時間プロの仕事に無意識レベルで使えない。
そのシンプルさはプロ用途でなくとも、使い勝手はいいと思う。

qwertyは見た目はシンプルだが、
使い勝手はピーキーすぎる。

(以前運指構造を示した配列図をつくったので、
それみたいに示せればいいのかもね)



たとえばさ、今日の脚本論、
かなり本質的で難しい話をしている。
でも表現自体はかなり選んで簡単にしてるわけさ。
これをqwertyで書くのはかなり難しいと思う。
でも薙刀式だから軽々と書けてるんだよね。
https://oookaworks.seesaa.net/article/521021344.html?1784762250#gsc.tab=0
それは「動作がシンプルで、それによって脳の作業スペースがあく」
ことが大事なのではと思う。

配列で大事なことは、実は、
「脳にスペースを空けられること」かもね。
posted by おおおかとしひこ at 11:35| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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