そもそも僕がキーボード入力の改良をし始めたのは、
思考がわーっとあふれている時に、
(手書きではない時に)キーボードでどう対処するか、
という問題を処理するためであった。
昨今流行している?音声入力は、
これを「キーボードを使わない」ことでカバーするやり方だ。
ということは、人々は、
そもそもキーボードにノーを言っているのか?
それとも、qwertyローマ字だから難しいのか?
僕は後者だと考えている。
指の動かし方に無理があり、
たくさんの動きを要求されるから、
思考がわーっとあふれている時は、
多くの人は処理できなくて、
困難を覚える、という仮説だ。
そもそも指の処理速度より速く思考があふれる、
という人がどれくらいいるのか
(たくさん書く人がどれくらいいるか)、
によるとは思うが、
そういう人がqwertyローマ字以外があることを知らない確率は高そうなので、
そういう人たちにこそ、
新配列を勧めたいところだ。
音声入力が、じゃあ主流になるかというと、
そうでもないっぽいので、
完全に覇権を取っているわけではなさそうだ。
ということは、
「わーっと書きたい人」というのは、
実はそんなにいないのではないか、
ということを感じる。
今音声入力が主流になっている場で、
知っているのは、
AIコーディングをするエンジニアたち、だそうな。
みんなマイマイクを持ってきて、
AIに指示出しするときに使っているのだそう。
それがどれくらいの頻度なのかは知らないが、
ずっとぶつぶつ言っている職場というのがあり得るのかな?
それともブースでやるのかな。
だとしたら在宅の方が合理的よね。
ということで、自作キーボードが流行り、
マイクでの指示出しがメイン、
キーボードが補佐、ということになるだろうね。
今自作キーボードは、
そうしたコアなエンジニアのオシャレとしてはやり、
どうしてもこれでないと困る、
という切実な人までは届いていないように見える。
はんだ付け、工作、プログラミングの3つが出来る人は、
理系に限られるだろう。
どうしても書きたい切実な人は、
なかなかそこまでの知識、経験を持っていない。
(コンピュータに詳しくない人は、
キーボードを別付けしても良い、
ということすら知らない)
自作キーボードはガジェット好きにも売れている。
はんだ付け済みモデルが出来たから、
それを買ってスイッチとキーキャップでアレンジできる、
という程度の簡単カスタムだからね。
個性の主張レベルでぴったりだろう。
だけど、そこから新配列に行くことはかなりレアだ。
そこでばりばり文字を打って、
疑問を持たないと難しいと思う。
もともと配信者で、
自作キーボードをやっていたRaTaTaさんは、
大西配列を始めてだいぶになるが、
それくらいじゃないかな、有名どころは。
というわけで、
そもそも切実に大量に書きたい人、
というのが少ないし、
ライター、作家、記者などの文系職業が多いため、
自作キーボードでキーボードの物理を改良する、
論理配列で指の動きを効率化する、
という文化になじまない職業になりがちなんだよな。
僕がたまたまその重なりあうところにいたのは、
理系出身でプラモとc言語の初歩くらいならなんとかなるから、
あとははんだだけ覚えれば良かったところと、
脚本を書く職業と自作小説を書く立場にいたところだね。
大量に書く切実さと、
「現実は技術で改良できるやろ」という理系的な発想と、
「技術だからマスターできるやろ」という理系的なマニュアルを読み込んでスキルを得る発想。
あとは大量に書いてきた、日本語を書く感覚。
それらがたまたま重なっていたから、
薙刀式+ワンショット漢直と改造スイッチとblenderを覚えて自作キーキャップ、
というセットに至らせたのだろう。
思考がわーっとあふれて、
止まらない感覚というのは、
どれくらいの人がどれくらいの頻度で経験するのだろう?
僕は一日数回から数十回ある。
qwertyローマ字でそれをカバーするのは難しく、
虚空に消えていくのみだ。
手書きメモの方がまだ残せるかもしれない。
薙刀式があって、これらが虚空に消えづらくなったね。
新配列使用者で、
わーっと書いている人って、
実際どれくらいいるんだろう?
なかなか見えてこない。
日々書いてるの、俺とラクダエンさんと田中さんくらいに見える。
twitterに現れないだけで、
実はめっちゃ新配列で書いている人を観察したいんだよな。
どれくらい役に立ってますか?って。
親指シフトをまだ使っているベテラン作家、
新下駄を使っている作家やライター、
飛鳥を使っているライター、
などはいそう。
表面には出てこないだけで。
薙刀式に関しては、twitterで分る範囲で追いかけたいが、
日常的に呟いている人は数名程度で、
「はじめました」とした人は百程度。
分家?(自作薙刀式系)も数名程度。
切実に書きたい人にきちんと届けたいが、
どうすればいいかが分らん。
コミケで新配列の本でもつくればいいのかね。
わーっと書きたい時に、
手が間に合わなくて、
蒸発を防ぎたい、と思って、
このカテゴリを始めた。
ある程度は出来るようになった。
qwertyローマ字でそれが出来る人はかなり少ないと思う。
音声入力に転んだ人もいるだろう。
僕は、音声だと話がよれるので、
手で書きたいのだが、
そもそも確かな手の感覚を持っている人がどれほどいるのかは分らない。
「言うことの記録」が書くことだと思っている人には、
音声入力を勧めたい。
僕は言うことと書くことにはかなり違う差があると感じるので、
書くことをやりたい人は、
手での整理が必須だと思う。
だから、手で整理しやすい新配列が、
最終的にわーっと書きたい人に有効だと思う。
薙刀式はそのひとつだが、
オンリーではないだろう。
ただし、
そんなことを新配列使いの人が言っているのは、
ほぼ聞いたことがないので、
手で整理しない人が使っているのか、
自覚的じゃないかのどちらかだろう。
いずれにしても、
書くということに自覚的に言語化している人は、
少ないような気がする。
僕が10年前に困って色々調べた時よりは、
選択肢が増えた気がするが、
増えた分、誰も横断的に整理していないのは難しいね。
大西配列登場以降、
改造版が雨後の筍のように色々生まれたけど、
どれを整理して収録するべきかは難しい。
四月一日配列、せおと配列、夏目配列、
あたりはどれが使われていて、
どのくらい使われていて、現役なのかの観察が難しい。
鯨配列は完成したかもしれないが、使用されているのかは良く分らない。
サーモン配列、使われているのだろうか。
かわせみ配列+は今改良中で、完成ではなさそう?
ロゴス配列は停止ということでいいのかしら。
カタログをつくればつくるほど、
ちょっと経つとまた使用状況が変わってしまう、
というジレンマがある。
まあ○年○月時点での使用状況、という意味はあるかもしれないがね。
第二次大戦の時にドイツが珍兵器をいっぱい開発した。
それよりも新配列をつくることは簡単だ。
だからカンブリア爆発のように新配列が出来ることは出来る。
それが淘汰されたのか、まだ生き残っているのか、
確認することはとても難しい。
色んなカタログに顔を出す配列が残存勢力、
と見るでいいのかなあ。
(残存勢力がカタログの存在を知らずに掲載されない、もあるしなー)
実装出来るプラットフォームを作るのは、
文系じゃ出来ないレベルのエンジニア力がいるだろう。
しかし理系じゃあ、莫大に書いた経験とか、
切実に書きたいことがある、
というわけでもないだろう。
わーっと書きたいのに書けない人を、
僕は救いたい。
結局、自分が困ったことを他人にも困らせたくない、
というのが親切の原因なんだろうな。
(押し売りともいうがw)
「言う」がメインの人は音声入力で良いかもしれない。
「AIの指示(多少文法がめちゃくちゃでもAIが解釈できる)」の人も、
音声入力でもよさそう。
「手で整理しながら書く」をしたい人は、
qwertyローマ字の壁に阻まれる。
第三の人は、新配列がおすすすめだ。
その前にまず自作キーボードで手を楽にすることの方が優先的かもしれない。
とりあえず、何も考えず、
今考えていることをわーっと書いてみた。
ここから推敲して読める文章にしていくのだが、
今回は無整形で出してみるか。
こういうとりとめもない思考を、
蒸発させないために、
新配列があると思う。
あれはいらないや、これは書き直した方がいい、
これはまとめられる、
などはこの後やることで、
一次思考を顕在化することが、
まずは筆記用具の役目だと思う。
書きやすい物理キーボードとエディタ、
動かしやすい運動の論理配列で良かったわ。
2026年08月25日
この記事へのトラックバック


営業職なので、お客さんから聞いた話を社内に伝えたり、議事録まとめたり、契約書内容にコメントつけたり、わーっと書きます。
qwertyローマ字しか使えない環境だと、仕事の能率だだ下がりになると思います。
昔はそんなのでよくやってたな、と思います。残業続くと指痛かったです。
>昔はそんなのでよくやってたな
これが不思議なもので、
なんでか元に戻るとキツイのがよくわかるんですよねー。