kouyさん:
> この動画を見ても、結局撫で打ちのメリットは自分はわからないんですよね。
真上からの打鍵動画を見る限り、
kouyさんの指はかなり伸びて脱力が効いてるので、
僕のいう撫で打ちスタイルにかなり近いと思われます。
突き刺し打ちはたとえばこれみたいなやつが極端かな。
https://m.youtube.com/watch?v=0yu5nHp6SxQ&ra=m
以下、突き刺し打ちの総合的な話。
HHKBのこれは上手な打ち方ではない、
疲れる打ち方である、
に僕には見えてるけれど、
天キーでずっと僕のキーボードを体験してもらうのをやってるんですが、
体感7割がこの打ち方なんですよ。
なので「キーボードを打つ無意識のフォーム」が、
人によってバラバラで、
異なる運動を同じ言葉で語っていて、
実は話が噛み合ってないのでは?
というのがそもそもの問題意識としてあります。
このHHKB動画は、
指を丸めるというよりは鍵型っぽく曲げてるけれど、
たぶん押下圧が高いものを打ち続けるためのフォームかな。
手ごと下ろして、手の重さも利用してるように見える。
これはHHKBの打鍵面が高くて、
手を浮かしているから成立してるのかもしれない。
ピアノやったことないのでなんともですが、
文面上はピアノを弾くためのフォームに近いと思われます。
で、これをやるならキートップは凹型でないと受け止めきれないだろうと。
天面がスフェリカル(球状)にえぐれているSAキーキャップなどは、
こうした打鍵法前提かと。(撫で打ちめっちゃしにくいので)
SAは日本じゃあまり人気がなくて、
アメリカでは標準くらいの勢いなんだけど、
どうも外人の力の強さを受け止めるには、
これが標準なのでは?という疑惑があります。
実際外人が打ってるのを見たことないので想像ですが。
アメリカで至高と言われるのがCherry Black(Vintage)で、
これが60gなので、やっぱ外人力つえーなと。
(僕は30gと親指12g)
おそらく押下圧がフォームを決める、
という仮説もありえて、
60gだから力入れないと→突き刺し打ち→スフェリカルキートップ、
という発展がありそう。
30g→繊細な撫で打ちで十分→コンベックスでいいのでは?
がありそう。
なおシリンドリカル(縦に円筒にえぐれたもの)キートップ
(チェリー、OEM、HHKBなど多くの標準的なもの)は、
前後方向に撫で打ちできて、
上からは突き刺し打ちできる、
中庸スタイルだと考えられます。
「横にも滑らせたいなあ(HNを取るときに手の形が乱れたり、
そのあと中指や薬指を打つときに、戻しながら滑らせたい)」
という需要が自分にあることを思い至り、
360度滑らせるには?
→浅いスフェリカル(何個も試作したし、3D曲面にもした)
→いっそオールコンベックスでは?
という発想でオールコンベックスに至ります。
おそらくkouyさんと僕は全然違うところからこのフォームに近づいたのではないかと。
結局は、
「軽い押下圧のスイッチを使うなら、
このフォームに収束する」のかもしれないです。
30gリアルフォースを使ってたそうなので。
で、結果オールコンベックスにたどり着いてるので、
もともと撫で打ち気味だったのではと思われます。
KIHで実際の打鍵を拝見した時も、
結構指寝かせてるなー、同時打鍵だから上からいくのかと思ってたら、
案外静かにスッと行くんだなー、
と思ったので、
すでに指を伸ばしているフォームだった記憶。
突き刺し打ちは、
どちらかというと「叩く」感覚。
平手打ちで叩く時は指を伸ばして叩くので、
叩き打ちと呼ぶと誤解が生じるため、
突き刺し打ちと僕は呼んでます。
「キーボードを叩いてレポートを書く」なんて言い方をするけれど、
撫で打ち系の人は単なる比喩だと思ってるけど、
突き刺し打ち系の人たちは、
叩く感覚でキーボードを打っていると考えられます。
たとえばMacBookを叩いてる大西さんとか。
(ATC動画などで見れます)
このへん、数を集めて座談会を開きたいくらい。
キーボードは叩くものなのか撫でるものなのか?
という議題がいいかしら。
これは普段使いの押下圧で決定される気がします。
30gなんて軽すぎて使えないよ、
というのが実は大方の意見なので、
世間は45〜60gの重たいものを今日も叩いているはず。
僕はそんなの重たくて無理、
から自作キーボードに入った
(当時のリアルフォース30gを持ち運ぶ腕力はなかったw)のですが、
30g以下を常用する人はかなり少ない
(自キ界隈で体感1%くらい)です。
TALPさんはいつも30g以下のスイッチを常備してくれる、
ありがたい存在なのです……
(遊舎工房のスイッチラインナップを見ると、
最低でも35gで、55〜60gが主流です。
最近は提案よりも売れるものしか置かない方針ですね)
突き刺し打ちといっても、上段は撫で打ちになる人もいて、
グラデーションがあるとは思います。
たとえばmasroさんの動画とか。
https://x.com/plusm_2021/status/1966795503934562454?s=20
(キートップがフラットなせいか、中段も撫で打ち要素入ってる)
https://x.com/plusm_2021/status/1953029766866731293?s=20
(テスト部分ではなく後半の実際の打鍵の部分)
qwertyが母音が上段に集まっていることと、
上段は撫で打ちになることは、
なんらか関係ありそうです。
qwertyローマ字は上段ホーム説があるくらいですが、
極論「中段より上段の方が打ちやすい」というのは、
突き刺し打ちは打ちにくいことを言ってる可能性があるやも。
qwertyローマ字苦手な人はまずこのフォームが身についてなくて、
だから新配列に魅力を感じるのかも? 俺だけ?
おそらく、
キーの押下圧、キートップの形、キーボードの高さと手の位置、
チルト角度(上段が滑りやすくなる)、
などが変数として、それを最適化するために、
手が勝手にフォームを作ってしまうと考えられます。
(本人の資質も影響しそう。
あるいはキーボード以前で手癖がつくられている可能性も。
たとえば僕はペンを寝かせて使う)
で、最初に固まったフォーム以外を「打ちにくい」、
それを使えるものを「打ちやすい」と判断してるのではないか、
というのが僕の仮説です。
今固まってるフォームを意図的に変えられるかはわかりません。
僕のキーボードを触った人たちは、
「自分で使える気がしない」が8割くらい、
「こういうのもあるのか。よさそう」が2割くらいかな、体感。
「これだよ!これを求めてたんだ!」は数名レベルかな。
オールコンベックスキーキャップは、
冗談やテストとして自キ界では語られますが、
実用してるのはマジで僕のオールコンベックスキーキャップを使ってる人か、
kouyさんくらいしか観察できてないんですよね。
そして重たい押下圧のスイッチでは、
オールコンベックスはあまり心地よくないと思われます。
現状報告でした。
仮説ばかりで検証が追いついてないですが、
状況証拠としてはこんな感じ?
僕が腱鞘炎になったのは、45gHHKBや55gくらいのパンタグラフを、
ずっと撫で打ちのフォームで打ってたからだと現在は考えています。
(そもそもqwertyのAや小指エンターもあるけど)
あと女性の方でネイルしててもガンガン打てるのは、
少なくとも突き刺し打ちをしてないと思われます。
パンタグラフを好むのも、水平な撫で打ちが多いからではと推測。
爪伸びてたら爪が当たるのは垂直気味になるときなので、
タイパーが爪を切るのは指の感覚を一定にするのもあるけど、
そもそも爪が触れないようにするのかもですね。
(最後に追記しておくと、
手を浮かせるのか、机のヘリにつけるのか、
肘は浮かせるのかレストに置くのか、
座り方はどうか、机や椅子の高さは、テンティングは、
などの身体姿勢も重要な変数になりえるのですが、
話がややこしくなるため、指先だけに注目して論じています)
2026年08月26日
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